日本地域コンテンツ大賞2024
地産地消文化情報誌『能登』が大賞受賞!
国内外の情報誌や企業誌、広報誌、デジタルコンテンツ、アニメ・ゲームなどさまざまな地域コンテンツを対象に、エントリー作品を審査して部門ごとに優秀作を表彰する日本地域コンテンツ大賞2024の授賞式が10月28日、東京・神田の学士会館で行われ、全部門にまたがる最高賞の「大賞」に、地産地消文化情報誌『能登』が選ばれた。『能登』は内閣府地方創生推進事務局長賞(民間部門)にも選ばれるW受賞の栄に浴した。
【審査員コメント】
地元で脱サラ後にお寺の住職になり、新聞社でのサラリーマン時代のノウハウを活かして本誌を2010年に企画創刊、以来季刊誌として継続して発行している。特集、連載記事ともにクオリティの高いコンテンツで読み応え十分。特に写真のレベル、写真の見せ方に優れている点を高く評価して、2023年の本アワードで、特集「能登に泊まろう!」で隈研吾特別賞を受賞した。
その能登は年明け元旦に発生した能登半島地震により、街の至る所で大災害の被害を受けた。情報誌『能登』の経塚編集長が住職を勤めるお寺も半壊した。そんな失意の中、地元をはじめ多くの読者の皆さんから雑誌発行に対する応援メッセージが沢山届き、震災後に発行した号の特集は「能登半島地震」。審査員の皆さんからは、雑誌ならではのカラー写真をフル活用した誌面から、震災の悲惨な様子が手に取るように、直感的に読み取れるとのコメントが多かった。また、記録性があり、保存すべき1冊であるとの高い評価で2024の大賞を受賞。